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リアルタイム:2015/9/27 メキシコ カンクン
記事:2014/4/26~5/10 タイ パーイ

こんにちは、はるです。

なっちゃんの家を後にしたわたしたちは、次に、タイ北部パーイという町にあるタコメパイというパーマカルチャーセンターでお世話になることにしました。
タコメパイのことはなっちゃんに教えてもらいました。
もともとこの旅では、オルタナティブな暮らしを実践するコミュニティやエコビレッジを訪れたいと考えていたので、タコメパイの話を聞いたとき、これは!と思いすぐに連絡を取って行ってみることに。

タコメパイ看板
タイ北部チェンマイから3時間ほど、パーイという町のはずれにあるタコメパイ

タコメパイでは、パーマカルチャーを学びたい人々が世界中から集まり、持続可能な暮らしを目指し共同生活をしています。
数日単位での短期滞在者から、数ヶ月、1年単位での長期滞在者まで20名以上のボランティアが滞在中でした。

≪パーマカルチャーPermaculture:パーマネントpermanent(永続的な)、アグリカルチャーagriculture(農業)、カルチャーculture(文化)を組み合わせた造語。
自然のエコシステムにならい、持続可能な環境、文化・生活・社会のシステムをデザインすること≫

タコメパイをメインで運営しているのは50代のサンドットという地元のタイ人男性。
サンドットの家族や近隣住民、世界中から集まるボランティアがファームを支えています。
エンジニアとして海外で働いていたサンドットですが、地元に戻ってきたときに、自然豊かだったジャングルが破壊され、伝統的な生活が消滅していくのにショックを覚えて、
人と地球に優しい暮らしを実践するため、荒れた土地をオーガニックファームや森に再生していくことを決めたのがタコメパイのはじまりです。
パーマカルチャーセンターとなって8年くらい(うろ覚え・・・ごめんなさい)、近隣の荒廃したジャングルを寄付金で購入し、新たなプロジェクトも始まっているようです。

わたしたちが訪れたときはちょうど2週間のパーマカルチャーコースが始まったところでした。
滞在中わたしたちも、コースのクラスにもぐらせてもらったり、参加者に交ざってジャングルトレッキングに連れて行ってもらったり、食事を作るお手伝いや毎日の畑のお世話などをさせてもらいました。
特に決まった仕事というものはなくて、何かやりたければ自分で探してやっていくという感じ。
ゆっくりとした時間で過ぎていく毎日だけど、気づけばあっという間に2週間が過ぎていました。

水遣り
畑に水遣り

パーマカルチャーをじっくり学ぶことにも興味がありましたが、わたしたちはコースに参加していなかったので、滞在中にパーマカルチャーの理論や技法を専門的に集中して学んでいたわけではありません。
それよりも、自然とともにある日常の生活の中から実践として学びとるということが多かったように思います。
頭でっかちにならず、まず感覚を大事にすることができたので、わたしは結果的にこれで良かったなと思っています。

納豆調味料
ファームを支える近隣住民さんをお手伝い タイ風納豆からできる保存調味料作り

サンドットは先ほど書いたようにもともとはエンジニア、自然農や有機農業のエキスパートではありませんでした。
パーマカルチャーを意識して実践していたわけではなくて、自然にそった伝統的な方法、持続可能なやり方で、農的な暮らしをしていたら、それがパーマカルチャーだと後から人に言われたんだ、という話をしてくれました。
パーマカルチャーを知識として後から学んだら、自分がしていることがそのまま書かれていた、というようなことを言ってました。

あぁ、なるほど。と妙に納得できました。
パーマカルチャーというと新しいもののように聞こえるけど、持続可能な農的暮らしというのは、昔からの伝統的な暮らしそのものということ。
今見直されている日本の里山の暮らしに通じるものを感じました。

お部屋
すべて自然の素材で建てられている宿舎

タコメパイでの生活は自然とともにあります。
寝泊りさせてもらう部屋は、木、竹、葉、土など自然の素材のみで伝統的な建て方で造られた小屋。
簡素なつくりではあるものの、コンポストトイレとシャワーもあって寝泊りするには十分です。
鳥や虫の鳴き声がいつも近くにあり、風を感じる部屋は不思議と落ち着く空間でした。

朝は太陽とともに目覚め、一日がはじまります。
まだ人の少ない静かなキッチンで、地元のお手伝いさんと一緒に朝ごはんの準備をする時間がわたしはすごく好きでした。
タイ語はわからないので言葉数は少ないけれど、「これ切ってね」「お鍋みててね」ってアイコンタクトと笑顔でコミュニケーションがとれるのがなんだかとっても嬉しいんです。

かまど
薪で調理 地元の少女がいつも火熾しを手伝ってくれた

食事はファームで採れたお米(もち米)や野菜がメインのヴェーガンに近い食事(肉、魚、卵、乳製品など動物性食品を用いない)です。
ボランティアが多かったので、ファームで採れる野菜だけでは足りず近くの市場で食料の調達をしてくれていましたが、基本的にはファームで採れる野菜で食事を作ります。
その日の畑の様子をみて何が収穫できるか、それで何を作ろうかと考える。
新鮮な採りたてオーガニックの野菜でつくる食事、とっても贅沢です。
「バジル採ってきて~」と言われて、キッチンからそのまま畑に探しに行くのがなんとも楽しかったなぁ。
わたしたちも日本に帰ってから、畑と台所がつながる食生活を実現したいです。

にんじん
畑でとった新鮮なハーブとにんじん 超ミニ!

そういえば、わたしたちは2週間の滞在中、アルコールも摂っていませんでした。
ビール大好きなわたし、@暑い暑いタイ!なのですが、意外と我慢せずとも大丈夫。
からだはそんなにビールを欲していないのです。

ヴェーガン食にアルコールフリー。
身体はすこぶる元気で、お通じもびっくりするほど良くて、身体がきれいになったのが実感できる2週間でした。

この旅の中で学んだことのひとつに、食の大切さがあります。
今までも関心はあったものの、いまいち現実をみれていない部分があったような。
食については本当に考え方が変わったな~。
また、それについてはちょくちょく書いていきたいと思います。

・・・

タコメパイでの滞在中、世界中色んな国から来ている旅人、ボランティアにたくさん出会いました。
反省すべきは、あまり積極的に話をすることができなかったこと。
良くも悪くもまちゃと一緒にいることが多いこと、そして、ネイティブレベルの英語での会話に引けを感じてしまって、自分から輪に入ることがなかなかできませんでした。
上手い下手に関係なく、英語で話すことが大事!そうすることで身につく!!ってあの時の自分に言ってやりたい。


また、タコメパイでの時間は、自分と向き合う時間でもありました。
他人と関わるときの自分、まちゃと二人のときの自分、自分の内にある自分。

旅のあり方について考え込むまちゃを見て、どうしようもない苛立ちを感じては、自分のことを振り返ってみたり。
様々な旅のスタイルで世界を廻っている人たちと話すことで、自分たちの旅に対する想いを整理できたり、刺激をもらったり。

内省のきっかけは、いつも人との関わりから。
たくさんの人との共同生活で刺激を受けながらも、自然の中で心静かにひとりの時間ももてる環境。
タコメパイで過ごした2週間は、タイミングよくあのときのわたしに必要な時間だった気がします。

田んぼ
心落ち着く風景

わたしたちが2014年4~5月にタコメパイで滞在してから、早17ヶ月が経っています。
詳しい事情は知らないのですが、現在サンドットは別の地域でお仕事をしているのだとか。
タコメパイ、今どうなっているのかとっても気になる。

たとえファームのかたちは変わっていっても、そこで学んだ精神は変わらない。
世界中から集い、サンドットのもとで学んだ人たちが、それぞれの場所で、それぞれのやり方で、パーマカルチャーの考え方を、暮らしとして、生き方として実践していけば、きっとステキな世界になる。

世界中にこんなコミュニティがあるんだから、暗いニュースばかりじゃない。
この世界は自分たちの手で、いい方向に進めていける。
わたしはそんな希望を感じています。

はる
Secret

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