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こんにちは、はるです。
今日からしばらくリアルタイム記事。
フレッシュな体験と想いをお届けしたいと思います。

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今ステイさせてもらっているのは、オーストラリアはメルボルン近郊で小さなヤギファームをはじめた家族。
ホストは30代の夫婦サラとダニエル、可愛い可愛い2歳の男の子アヴシィと4ヶ月の女の子ギリの二人の子どもさんがいます。

サラとダニエルは数年前までは都会で働き忙しい毎日を送っていたそうですが、もっと人生を楽しむために、働き方や暮らし方を転換したいとお互いに考えていたそうです。
そんな二人が巡りあい、意気投合し、遠距離恋愛を経て結婚。
ハネムーンを兼ねて一年ほどかけて旅をしながら、ファームの運営やパーマカルチャーについて学んでいます。
そしてオーストラリアに戻ってきて、地元メルボルンに近いこの地に根をはり、小さな小さなヤギファームを始めたのでした。

なんとまぁ、わたしたちとシンクロするところが多いこと!!
わたしたちが今していることをサラとダニエルも経験し、わたしたちが日本に帰ってからしたいと思っているようなことを、二人は今暮らしの中で実践している。
とても参考になるし、共感できる部分がたくさんあります。

サラが言っていたのは、ダニエルと出逢えて一緒になれたからすべてがはじまった、ということ。
彼がいなければ、いくら一人で夢を描いていてもなかなか実行には移せなかったと思うって。

それに関してはわたしもまったく同感。
まちゃと一緒になってから世界を旅するという夢がかなったし、これからしたいことも少しずつ具体的になってきて、ますます夢も膨らんできている。
二人になって、さらに世界が広がった。
そんなパートナーが隣にいてくれるって、すごい幸せなことだなぁ、と単純に思います。

ヤギたち
とても人懐っこいヤギさんたち

そんなサラとダニエルがはじめたファーム。
ここはヤギファームといっても、今いるヤギは3匹(うち一匹は子作りのため他のファームにいる)で、現在は本格的にファーム運営をはじめる前の段階。
毎日のヤギのお世話とヤギミルクから作るチーズやヨーグルト作りのスキルアップを主にサラが担っていて、ダニエルは別にエンジニアとして会社務めをしています。
少しずつヤギの数を増やしてファームで生計をたてられるようになるまでは兼業し、ファーム運営が軌道にのればこれ一本でやっていきたい、というのが二人のプラン。
商業用にヤギミルク製品を作ろうと思えば、定められた設備を整えなければならないし、そのためにはかなり費用がかかる。
当然ながらすぐには専業でやっていけないというのが現実。
何をはじめるにもスタートアップ資金がかかるのは痛いところ。
二人は、必要な設備を整えるための資金はクラウドファンディングで調達したいと考えているそうです。

ヤギさんご飯中
仲良くご飯中。毎朝、毎夕、ご飯の時間になるとわたしたちが来るのを待っている

ここのファームで特筆したいことはヤギの育て方について。
二人は動物の権利についてとても深く考えていて、飼っているヤギたちを自分たちの子どものように思っています。
一匹一匹名前がついていて、いつも名前を呼んでスキンシップをとっています。
将来的に15匹くらいまで数を増やしたいそうですが、それは真っ当な関わり方ができるのは15匹くらいが限界だと思うから、との理由から。
ミルクを絞るのも全部手仕事。
化学飼料ではなく、健康的な食べ物と十分な広さの土地で延び延び育つヤギたちはとても人懐っこい。
ヤギ15匹といえばファームとしての規模はとても小さいけれど、十分な愛情と手間をかけるには多いくらいかもしれません。
子どもを15人育てるのと同じと考えたら、それはそれは大変なこと。

こうやって書くと、愛情を持って動物を育てることって当たり前のことと思うけれど、実際の畜産・酪農業の現場はそうでないところが多い。
実際に現場を詳しくみたことはないからここで多くは書けないものの、ドキュメンタリーをみたり、話をきくだけでも悲惨な現状。
そういう事実を知らずに、スーパーで売られているお肉を食べたり、何も気にせず加工品を食べていた今までを考えるととても心が痛む。
知らないって恐い。
なので、お肉にしても乳製品にしても、卵や魚にしても、これからはもっと関心を持って現場を知って、出来る限りものを選んで、動物達にも生産者にも感謝して戴きたいなぁと思っています。

カンガルー
ファームには野生のカンガルーがいっぱい 可愛いけど、「やっかいなヤツたち」らしい

またヤギファームだけじゃなくて、サラたちにはやりたいプランがたくさんあります。
パーマカルチャーセンターとして、ワークショップを開いたり、子どもたちに学びの場を提供すること。
知人から安く譲ってもらったトラックやトレーラーを改造してトレーラハウスをつくり、そこでファームステイを希望する人や旅行者を受け入れること。
庭で野菜やハーブを育てて、自給すること。
ヤギの放牧地にオリーブを植えて、オリーブオイル作りをすること。

などなど、書ききれないくらいたくさんあります。
これらも段階的に進行中で、わたしたちも少しずつお手伝いをさせてもらっています。

驚いたのがそのプランがかなり長期的なこと。
例えば、「樫の木を植えようと思ってる」と言われてたときの話。
てっきり苗木を植えるのかと思ったら…出て来たのは大量のどんぐり。
それも友人のところからタダで貰ってきたもの。
どんぐりから、木を育てるらしいです。
大きく成長するまでに、20年はかかるみたい。
「マサとハルミは植えるだけで木を見れず残念ね。子どもたちが一番木の成長を楽しめるね。」ってサラは笑ってました。
大きく育った樫の木を想像しながら、心を込めて植えました。
こうして10年後、20年後を見据えた長期プランの第一歩をお手伝いできてとても光栄です。

ガーデントマト
庭で育てているトマト めちゃくちゃ甘くて美味しい

ガーデンレタス
スペースがない場所でも野菜を育てられる。鎌倉に帰ったらすぐはじめたい

こうした想いや将来プランを聞かせてもらいながら、関わらせてもらうことができて、こちらもワクワクしてきます。


そもそもここに来た動機は、日本に帰ったら出来る限り自分たちで食べるものを自給したいと思っていて、乳製品も作れるようになれたらいいなぁ~という憧れがあったから。
自給分だけまかなえたらいいので、大きなファームではなくて、家族ではじめているこの小さなファームを探しました。
また、乳製品といえば自分の中では「牛乳からつくるもの」というイメージがあったけど、旅の間にそのイメージも崩れ、牛ではなく飼いやすそうなヤギを選びました。
実際にここでの生活を体験してみて、ヤギとともにある生活についてはかなりポジティブな印象。
動物を育てることってとても難しい、だけど、とてもおもしろいと感じるようになりました。

当初はてこずっていたお乳搾りも回数を重ねるにつれ慣れてきて、スムーズに搾れるようになりました。
ヤギのほうもこちらに慣れてきて、リラックスしてからだを委ねるようになってきてくれたのがわかります。
ヤギってかなり特徴的な顔だし、実ははじめはちょっとビビってたんだけど、今ではとっても可愛く思えて毎日会いに行くのが楽しみになりました。

お乳搾り
お乳搾り 毎日やってたら、上手に搾れるようになった

色々な課題もあるし、調べなきゃいけないこともあるけれど、日本に帰ったらヤギを飼ってみたいな~、と今は思っています。
周りでヤギを飼っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

ハルミチーズ
作り方を教えてもらったハルミチーズHalloumi Cheese(まさにわたしのチーズ!!)焼いても溶けない不思議な食感

ハルミチーズサンド
ハルミチーズサンド 絶品!!

サラもダニエルもこのファームをはじめるのに、特に専門的なことを学んだわけではなくて、旅の間の経験や「こんな暮らしができたらいいな」という思いからスタートしたとのこと。
現在はじめて約3年。
まだまだ手探りで、模索しながらやっています。
いきなりかたちになるわけではないのは当然。
少しずつ、今できることから着手しています。
軌道にのるまでは長い道のりがあって、まだまだ時間はかかるはず。
でも、二人とも自分たちのペースで着実に前に進んでいます。

会社勤めをしながら、子育てをしながら、新しく自分たちのやりたいことにも今できるだけの力を注いでいく。
正直、今の生活は都会で仕事していたときよりも忙しいはず。

それでも、「やりたい」という二人の意志があるからできるんだと思う。
大きなビジョンを持っているから、大変さや忙しさも含めて、その過程を楽しめるんだと思う。

そういえば、ご近所さんの60代のご夫婦も牛や馬のいるファームを営んでいるんですが、聞くところによればまったく経験のないまま、つい数年前から始めたとのこと。
それも100エーカーもある大きなファームで、ご夫婦二人だけでやっています。
なんとまぁ・・・規模がでかすぎる。
オーストラリアでは素人でもこのくらいの規模のファームをはじめるのはめずらしくないそうです。
そのご夫婦も周りにいる知人に色々と教えてもらいながら、日々試行錯誤でやっているって話してくれました。


ごちゃごちゃと考えるばかりじゃなくて、まず、はじめてみる。
模索しながらやってみる。
失敗しながら続けてみる。
これって、すごく大事なことだと思います。

ここでこうして良い見本をみせてもらって、たくさんの刺激をもらっています。
「自分たちならどうしようか」、とまたまた妄想が膨らみます。

そして、わたしたちがサラとダニエルをホストに選んだのには、もう一つ大きな理由があります。
それは、わたしたちのこれからの大きなテーマ「子育て」について。
長くなってきたので、それについてはまた次の記事で。

ではまた!

はるみ
Secret

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