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こんにちは、まちゃです。

ということで、前回に続いて後編いきます。

今回も長いです。
この後の期間は自分にとっては、「こういう方向性を大切にしていきたいかも。」
と思ったことを、実際に行動して確かめるための期間だったように思います。

さて、大学卒業後の春から、僕は「緑のふるさと協力隊」として、
兵庫県多可町という農山村に1年間派遣されることになりました。

活動中は、古民家で一人暮らしをしながら、地域の農家の仕事や林業、
地域の祭り、役場の仕事、などなど、町にあるあらゆる仕事のお手伝いをしながら、
農山村の暮らしを知ることに集中させていただきました。
本当にたくさんの地域の方々にお世話になりました。
1年間の活動の様子はこちらのブログからも垣間見れます。↓

緑のふるさと協力隊 LiVE in 多可町(http://mshr29.blog78.fc2.com/)

多可町というところは、兵庫県のちょうど真ん中あたりにある中山間地域なのですが、
大きな街も比較的近くにあるので、それほどすごい山奥の田舎というわけではありません。

最初は、その「中途半端な田舎感」がちょっといやだったのですが、そのうちに、それもまた日本の多くの農山村地域の
姿なのだと素直に受け入れられるようになりました。

農山村といっても、ほとんどの人は勤め人で、農業だけで生活している人はほとんどいませんし、
都会的な暮らしに変化してきている部分も多く感じました。

しかし、それでも家で食べる野菜などは家でつくるし、地域のつながりも強く残っています。

生活に必要なお金は勤めで得たうえで、必要なものは、自分で作ったり、仲間と交換したりする暮らしも残っている。
ある意味で、こういう暮らしが一番強い暮らし方なのかもしれないな、と感じました。

また、もちろん農山村の厳しい現実も改めて直面することになりました。
いくら、僕が協力隊として「ここの暮らしには、こんなにいいところがあるじゃないですかー!」
といったところで、なくなりつつある集落はあるし、山は荒れているし、多くの知恵や技術もすでに失われてしまっていました。

しかし、そうした農山村の厳しい現実を目の当たりにしても、やはり農山村に残る暮らしの中に、未来社会のあり方への希望を
僕は感じ続けていました。

協力隊の1年間の任期が終わり、僕は次はどうしようかと考えました。

「ここに残りなよ。」と言ってくれる地域の方もいらっしゃいました。
他の地域に派遣されていた協力隊の同期の中にも、そのまま
地域に残る選択をした人が多くいました。
がしかし、僕は多可町には残らないことにしました。
僕は、まだまだもっと色んな農山村の暮らしを見てみたい、と思っていました。
それに何より僕にはまだ、「土地に根ざして生きる覚悟」がありませんでした。

「多可町の暮らしはこうだったけど、他の地域ではどうなんだろうか。」
「出来ることなら、日本中の農山村を回って、暮らしを見てみたい。」
と僕は思いました。

そこで、僕は、ある農業系の出版社に就職することに決めました。
その出版社では、農家や農山村で地域づくりに取り組む人向けの雑誌や書籍を作っていました。
そして僕は営業担当として、日本全国の農山村をバイクで回り、雑誌や書籍を売りながら、地域の暮らし
に関するネタも集める、という仕事をすることになりました。

日本中を旅しながら、もっと色んな地域の暮らしを見て回りたかった自分には、ある意味、ぴったりな仕事でした。
まぁ、実際は、ほとんど宿暮らしで家に変えれなかったり、休みも少なかったり、サービス残業だらけだったり、
数字も当然求められるし、ストレスばっかりたまるし、とキツく感じることもかなり多かったですが。

ちなみに妻のはるとは、協力隊時代に再会し、出版社の仕事を始めるちょっと前からお付き合いをし始めていました。
はるは、当時、大阪の病院でソーシャルワーカーとして働いていました。僕とは、取り組んでいる分野は違いましたが、
世の中に対する想いや生き方にすごく共通しているものを感じる人でした。
営業の仕事をしている間は、休みも限られていたし、遠距離だったので、会えるのは月に1回程度。
しかも、仕事のスケジュールが常に詰まっていたので、僕が大阪に会いに行くことは難しく、いつもはるに僕がいる県まで来てもらってばかりいました。そのことは今でも感謝しております。
お互いに寂しかったり、しんどく感じることも、もちろんありましたが、ちゃんと結婚できて、今ではほぼ24時間一緒にいて旅をしているわけですから、本当に極端だなぁと我ながら面白く感じております。

さて、話を戻します。

僕がその会社で働きながら、学んだことは「やはりどこへ行っても、人が地域で暮らすということは変わらないんだな。」ということです。
ものすごく当たり前のことですが、そんな当たり前のことを確かめたくて僕は、その会社に入ったようなものでした。

またもう一つ、協力隊や出版社営業として、地域で暮らす人々と関わりながら、段々と感じるようになったのは、
「土地に根ざして、自分の暮らしを築いている人には、結局かなわないなぁ。」ということです。
いくら協力隊として地域に住み、地域の人と関わっていても、それはあくまで仮の暮らし。
出版社の営業時代に至っては、暮らしなんてものは全くなく、土地から土地へ、風のように流れていく
旅暮らし。
そんな僕がいくらその土地で暮らしている人に何を言ったって、
結局そこでちゃんと土地に根ざした暮らしを作っている人には、なんと言うか、「かなわない」んですよね。
そう感じるようになってから、僕はようやく始めて「自分も自分の暮らしを作っていきたいなぁ。」と
思えるようになりました。

そうやって少しずつ、自分自身の暮らしへの想いが強くなっていったのです。

さて、忙しく営業の仕事に追われる一方で、僕はお付き合いをしていたはるとの結婚の準備を
ゆっくりと、しかし計画的に、着々と進めておりました。
僕は、はるとお付き合いを始めたときから、「この人と結婚するかもな。」と思っていたし、
はると結婚するということは、極々自然なことでしたので、その決断に迷うということは
ほとんど無かったように思います。むしろ自然なこと過ぎて、ちゃんとしたプロポーズを
し忘れたまま結婚の準備を進めてしまい、結婚式の日取りが決まってから、プロポーズをし直したほどです。

そしてまた、僕たちは、結婚の準備を進めながら、もう一つの大きなプロジェクトを密かに計画していました。
それは、「結婚したら仕事を辞めてハネムーンで世界一周をする」、ことでした。
もともとは二人が付き合い始めたころにはるが言った「いつか世界一周してみたい。」という言葉が
きっかけでした。
その言葉を聞いたとき、僕の心の中で眠っていた夢が目を覚ましました。
僕自身も、以前から「いつか世界一周の旅をして、いろんな国に行ってみたいなぁ。」という想いをなんとなく持っていました。
もともと、あちこち放浪するのが好きなのかもしれません。
しかし、それまではいいタイミングが無く、僕の世界一周の夢は、いったん眠りについていたのです。
「これがそのタイミングだ。」と僕は思いました。

「一緒に行こう。」

それから僕たちは、この夢の話をいつも語り合うようになり、やがて結婚から旅立ちにいたるまでのスケジュール
が決まっていきました。

僕には、この世界一周ハネムーンを通して、したいことがありました。
それは、
「世界中のローカルな暮らしが見てみたい。」、ということであり、
「世界中で本当に豊かな暮らしを志向している人々に出会ってみたい。」
ということでした。

僕は、それまでの数年間で協力隊や出版社の営業として、日本中の様々な農山村を回り、
本当の豊かさとは何か、ということを考え、そのヒントを農山村の暮らしから直接感じ取ってきました。
また、若者を中心に、農山村のローカルな暮らし方に、日本人の関心が段々と向かってきていることも肌で感じていました。
そんな経験の中で、「では日本以外の、世界の国々ではどうなっているんだろう。」
という好奇心が日に日に大きくなっていました。
かつて、僕がヘレナ・ノーバーグホッジさんの講演を聞いたとき、
ヘレナさんはこう言っていました。
「ローカリゼーションの波が世界中で起き始めている。」と。

僕は、世界一周ハネムーンを通して、「その波を自分の目で確かめたい!」、と強く思うようになりました。
僕たちと同じように、本当の豊かさを求めてローカル化を志向する人達が世界中にいるのかもしれない。
そう考えると、なんだかワクワクしました。
僕は、そんな人たちとの出会いを通して、「本当の豊かさをもったステキな暮らし」とはどんなものかを自分たちなりにイメージして、旅を終えた後、今度は自分たちのしたい「ステキな暮らし」を形にしていきたい!と夢見るようになっていったのでした。



そしてそして、・・・・・・

2014年4月ついに僕たちはこの世界一周ハネムーンの旅をスタートさせたのでした!!!

一体どんな出会いが僕たちを待っていたのか!?・・・・・


それは、・・・・

これから少しずつ記事にして更新していきたいと思います。


ということで、前回と今回の2回に分けて、

「なぜ僕は『ステキに暮らしたい』のか~夫まちゃの場合」というテーマで、
僕がなぜこんな旅をするようになったか、ステキな暮らしに関心をもち研究しているのか、
ということを、これまでの自分の経験を振り返りながら、かなり長い文章にて書かせていただきました。

結構マジメに書きました。

が、頭と心の中にある想いをどれだけうまく言葉に出来たか、
どれだけ正しく皆さんに伝えることが出来たか、わかりません。

「こういう人もいるんだなぁ」ぐらいに思っていただけたら、幸いです。
大事なことは、多様な生き方が広がっていくこと、そしてそれが可能な社会であること、
だと思っています。

ここまで全て読んでくれた方、
本当にありがとうございます!!!

これからは、もっと軽~い記事も書いていく予定なので、
良かったらちょこちょこ覗いてみてください。

次回は、妻のはるが記事を担当する予定です。

それではまた!

byまちゃ
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