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(記事)2014年5月末 マレーシア ボルネオ島サラワク州パカン チャボロングハウス

こんにちは、はるです。
今日は第二の故郷、マレーシアのボルネオ島、サラワク州に暮らす先住民イバン族の家族のもとに郷帰りしたお話です。
アップするまでかーーなーーーーり時間がかかってしまいました。思い入れが強すぎると、なかなか記事にしにくいなぁ。

ここは2006年に学生のときにワークキャンプでお世話になって以来、何度も訪れているわたしにとって大切な場所。前回の訪問が確か2012年だったので、今回(2014年5月)は2年ぶりの郷帰りでした。

今回はなんといっても夫まちゃを連れての郷帰り。毎回帰るたびに、「ジャナッ、結婚はいつ?」「相手がいないならこっちで探せ!」「ここに嫁げ!!」と冗談なのか本気なのかわからない猛攻撃にあっていたわたし。いやいや、そのうち相手を連れてきてちゃんと紹介するから・・・って話していたのがやっと念願叶って達成したのでした。
(ジャナッ:Janatというのは、ホストファミリーにもらったわたしのイバン名です。)

いつもロングハウスを訪れる際は事前に誰かに連絡をとって、ロングハウスから2時間くらいのサリケイという町まで迎えにきてもらっていました。でも、今回は自力でロングハウスまで帰ることに。迎えにきてもらってもよかったけど、予定は未定でいつ着くかわからないし、一度は自分の足だけで帰ってみたいという思いもあったので。
まずは、ベトナムはハノイからフライトでマレーシアの首都クアラルンプールへ飛んで、クアラルンプールで飛行機を乗り換え、ボルネオ島のシブまで。そこからサリケイという町を経由して、パカンという最寄りの小さな町までローカルバスで。その先はロングハウスまでヒッチハイク。ヒッチといってもその辺にたむろしていた若者たちがすぐに車に乗せてくれたので、無事に我が家チャボロングハウスに辿り着くことができました。

こうやって書くとなかなか遠い道のりのように感じますが、はじめて訪れたときはもっともっと時間も労力もかかり大変でした。今でこそ地方都市にも空港ができ便利になったけど、当時は州都クチンからスピードボートに乗ってサリケイまで川を遡ること数時間。サリケイからロングハウスまで未舗装のでこぼこ道をぎゅうぎゅう詰めのバンに揺られて3時間、車酔いに耐えながらへとへとになってようやく辿り着いたものでした。雨季で豪雨が続いたときは、道がふさがり車では通れないから、重たいバックパックをかついでジャングルの中、ぬかるみの道なき道を黙々と歩いたもの。近くに空港ができて、道もアスファルトで舗装され、車もたくさん走っているおかげで楽々とロングハウスまで辿り着くことができた今回。便利になった反面、拓かれたジャングル、固められた大地のことを思うとなんとも複雑な気分になっちゃいました。

ロングハウス
ロングハウス 長い家だと、全長100メートル以上にもなる

イバン族はロングハウスといわれるひとつの長屋で数家族から数十家族が共に暮らしています。このチャボロングハウスは14家族から成るロングハウス。2006年にはじめて訪問したときも過疎化(若年層は勉学のため+労働世代は仕事のため村を離れて町へ)が既に進んでいましたが、現在も過疎は進行中。2006年当時まだまだやんちゃな小学生だった子供たちも、一緒にワークをしてくだらない冗談で一日笑い転げていた10代、20代だった若者たちも、現在はロングハウスを離れて都市で生活を送っています。
サラワク州に住む約50万人の先住民イバン族。今では狩猟・採集が主な伝統的な生活を送っている人は少なく、完全に都市部に暮らしを移している家族も多いようです。

今回の訪問は年に一度の一大イベント、「ガワイ」といわれるイバン族の収穫祭に合わせたもの。ガワイは日本でいうお正月みたいな行事で、遠く家を離れている家族みんなが帰省して一家全員、ロングハウス全員が勢ぞろいします。みんながそろうのは一年に一度このガワイのときくらいなのですが、残念ながらこの年はロングハウスの家族の中で不幸があったため、お祭り騒ぎは自粛。そのため、帰省する家族も少なく、久しぶりに再会できると思っていた若者たちには会えずじまいで少し寂しい郷帰りとなりました。
それでも、到着すると「どうやって来たの??」と驚くおばあちゃん、「来るの知ってたよ」って笑うお隣さん、「この人ダンナさん?!シガーッッ!!(カッコいい!)」っておちょくってくるチビッコたち。何といっても変わらないこのにぎやかさと久しぶりに会えた面々にすでにハッピーなわたしでした。とは対照的に、夫まちゃはみんなに囲まれ少々戸惑い気味なのでした(笑)

到着時はわたしのホストファミリーは畑仕事に出ていて不在でした。お隣さん家族に促されるまま、勝手に家に上がりこんで、お決まりの甘い甘いミルクティでひとまずホッと一息。そうするうちに、畑から帰ってきたインダイ(お母さん)とアパイ(お父さん)、部屋にいるわたしたち二人を見て驚きながらも発した第一声は「ジャナーッッ!!ウダ マカイ?(ご飯食べた?)」のいつも変わらない挨拶。久しぶりに帰ってきたにもかかわらず、まったく違和感ないこの感じ。いや、予想してた通り、か(笑)。
あぁ、ようやく帰って来れたなぁ~。ただいま、みんな。
アク ラパール、アク マウ マカイ。お腹へったよ、ご飯食べたい!

スンガイ キレイ
ロングハウスの前を流れるジュラウ川

というわけで、第二の故郷マレーシア イバン族のロングハウスへの郷帰りステイ滞在記。
ロングハウスでの生活、呑んだくれ祭ガワイの様子、など数回に分けて書いていきたいと思います。
Secret

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